【8月27日更新】忘れずに次走で狙いたい! 要注目選手ピックアップ【桑原大志】
自力選手を巧みにリードする。
これまたベテラン追い込み選手の1つの技である。
そんな経験値がなせる芸当を桑原大志(くわはら だいし・48歳・山口=80期)がGⅠでやってのけた。
平塚オールスターの最終日、パリ五輪に出場した太田海也の番手戦。
太田のスピードは言うまでもないが、競輪の経験値が乏しく準決勝で組み立てを失敗し敗退していた。
どんな策を授けるのか…。
結果は太田がハイスピードで踏み続け、別線に何もさせず。
見事にラインでのワンツーが決まった。
桑原は
「太田君には、成長を感じる組み立てをしたらいいんじゃない、と。相手が来てから合わせるのは無理だし、ハイピッチで合わせることが太田君のレースかなと。競輪はタイムトライアルではなくて、障害物競走なので」
と見事な金言で力を発揮させた。
もちろん、桑原自身も上で戦い続けることを渇望している。
「太田君と走って、自分も、もう少し頑張れる気がした。50歳でGⅠ出場したいので」。
48歳は渋く笑っていた。
【次回出走予定】
9月13日(宇都宮GII共同通信社杯)
(情報局記者A)
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